研究課題/領域番号 |
18K12101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
中山 和也 金沢大学, 保健学系, 准教授 (80242543)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 光学CT装置 / ゲル線量計 / 放射線計測 / 放射線治療 / 3次元計測 / 光学CT / 光CT |
研究成果の概要 |
放射線の線量を3次元的に測定するゲル線量計用の光学CT装置の開発をおこなった。撮影には、可変色光源とカラーカメラを使用した。カラー画像の赤成分、緑成分、青成分といった色成分のデータを個別に取り出すことができるようにした。これにより異なる色成分の情報が得られる。画像ノイズの原因の一つである散乱光は、スパッタフェルトを使用することで改善できた。また、画像ノイズの低減方法として加算平均処理の有効性を調べた。光学CT装置の特性試験用の模擬試料も開発した。模擬試料を用いて光学CT装置の動作確認を行った。その結果、試料濃度と断層像のピクセル値の関係が理論通りであり、測定に問題ないことが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲル線量計を使用すると、放射線の線量を3次元的に測定することが可能である。このゲル線量計の読み取り装置の一つである光学CT装置を開発した。放射線治療はがん治療の一つであり、手術が不要、通院で治療可能な場合があるなど利点が大きい。本治療の品質管理には線量の3次元的な測定が可能なゲル線量計が適している。このゲル線量計を簡便にまた正確に読み取ることができる光学CT装置の開発は社会的に非常に有益である。また今後の放射線治療技術の進歩にも有益である。
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