研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、既存の超音波装置への導入が簡便でかつ安価なプローブ位置情報検知機能を搭載したC-mode画像作成システムを開発し、従来の評価法では不十分な関節リウマチの疾患活動性をより適切に評価することである。関節リウマチの好発部位である手足指関節は走査範囲が小さいため、探触子を煽るだけで十分な範囲の走査が可能である。我々が前もって作成した比較的安価な試作システムに改良工夫を加えることにより、探触子の単純な走査で位置情報に関して評価に耐えうると思われる結果が得られた。並行して行った関節エコー所見を中心とした臨床データの解析は大きな進捗がみられ、数本の論文の出版・学会発表に至っている。
我々が前もって作成した比較的安価な試作システムに改良工夫を加えることにより、探触子の単純な走査で位置情報に関して評価に耐えうると思われる結果が得られたことは、C-mode法という、「古くて新しい」画像診断法の他領域への応用および再評価につながる可能性がある。また、並行して行った関節エコー所見を中心とした臨床データの解析結果(出版論文)はリウマチのシステマティックな早期診断のみならず、新しい治療法の層別化に寄与するものであり、ここ数年ドラスティックに変化しているリウマチ臨床に貢献するものと確信している。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 5件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
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