研究課題/領域番号 |
18K12117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
竹村 裕 東京理科大学, 理工学部機械工学科, 教授 (60408713)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 非加熱焼灼 / 穿刺治療 / 低侵襲治療システム / レーザーデリバリーアーム |
研究成果の概要 |
本研究では,穿刺の問題点を“針を目的の所に到達”させることと,“焼灼範囲制御”の2点に切り分け,後者の問題点に絞り解決するために,超短パルスレーザー光を集光して光ファイバーに導光することにより,超短パルスファイバーレーザーを構築し,生体組織への光蒸散により非熱加工の実現することを目的とした.開発した超短パルスファイバーレーザーを用いて液中での焼灼実験を行い,液体潤滑時の焼灼範囲・状況を確認した.さらに,焼灼範囲を任意形状で制御するために,導管を組み合わせたパルスレーザー導入用アームの設計・開発を行い,光を利用して生体組織への非熱加工が実現できることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの穿刺治療では主に熱により焼灼を行っていたために,正確に範囲を制御することができなかった.本研究成果により,腫瘍近傍に重要な温存すべき血管などがある部位や解剖学的制約によりラジオ波焼灼ができなかった部位の腫瘍にも治療を実施することが可能となり,将来的には既存の外科的摘出手術を低侵襲で安全な穿刺治療に代替することが可能となり,多くのがん患者にとって大きな福音となることが期待される.
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