研究課題/領域番号 |
18K12132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山本 郁夫 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 教授 (10392953)
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研究分担者 |
盛永 明啓 長崎大学, 工学研究科, 助教 (20781008)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 腹腔鏡 / 医療デバイス / 筋芽細胞シート / 細胞シートデリバリーデバイス / 手術機器 / 腹腔鏡手術 / 十二指腸壁 |
研究成果の概要 |
現在、十二指腸から小腸にかけて臓器に穴が開く問題を予防するために提案されている筋芽細胞シート移植療法の治療効果は証明されているが、実際の腹腔鏡手術では筋芽細胞シートを十二指腸壁に貼り付ける手術機器がなく、臨床適用ができない状況である。 そこで本研究では腹腔鏡内に入るコンパクトさと、腹腔鏡から体内に入った後に筋芽細胞シートを凹凸ある十二指腸壁に押し付けて張り付けることができる柔軟さを有する医療デバイスを開発し、実験により有効性を検証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、臓器内壁のがんを切除するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行った際に臓器に穴が開くことを防ぐため、腹腔鏡下で細胞シートの移植を支援することを目的とする細胞シートデリバリーデバイスを開発した。本デバイスを用いることにより、開腹することなく直径12㎜程度のポートを通す穴を開けるだけで、柔らかくて破れやすい細胞シートの形状を保ったまま腹腔内へ挿入することが可能となる。さらに、空気圧により細胞シートを容易に臓器に貼り付けることができ短時間での移植が可能となるため、患者の体に与えるダメージの少ない低侵襲手術が可能となる。
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