研究課題/領域番号 |
18K12136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
坪子 侑佑 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (40809399)
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研究分担者 |
岩崎 清隆 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20339691)
松橋 祐輝 早稲田大学, 理工学術院, その他(招聘研究員) (50754777)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 三次元ひずみ分布計測 / 断層粒子画像流速計測法 / 非臨床評価 / 経カテーテル大動脈弁留置術 / 血管損傷 / 経カテーテル大動脈弁 / 大動脈弁輪破裂 / 伝導障害 / 非臨床試験 / 三次元ひずみ計測 / 粒子画像流速計測 / 経カテーテル大動脈弁植込み術 / トモグラフィックPIV |
研究成果の概要 |
治療機器留置に対する周辺血管の力学応答を高空間・時間分解能で定量計測できる実験的手法の確立を目的として、断層画像粒子流速計測法を応用した経カテーテル大動脈弁留置時のモデル血管の三次元ひずみ分布計測法を開発した。 微小蛍光粒子を添加した、患者病変形状および動脈血管と石灰化の弾性率を模擬する透明シリコーン製血管モデルの作製法を確立し、弁留置時弁輪破裂発生症例の狭窄大動脈弁モデルに対して、モデル内粒子移動量から血管モデルに生じるひずみ分布を算出した結果、臨床の弁輪破裂位置は本実験でのひずみ集中箇所と一致することが判明した。 研究展開により病変形態や留置手技による有害事象発生リスク予測の実現が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発したひずみ分布計測技術の展開によって、経カテーテル大動脈弁のみならず、血管内治療に用いられるさまざまな医療機器の有効性・安全性を生体外で定量的に示し得る非臨床性能評価系として活用できる。さらに、市販後の血管内治療機器において発生した機器の不具合や患者有害事象を要因分析し、臨床現場における適正使用法の提案や新規治療機器の開発促進につながり得る定量データの提供が期待される点で社会的に極めて意義深い。 また、動的に変形する弾性体内部のひずみ計測として新たな計測手法の提案にもつながり得るものであり、医工学的にも意義が大きいと考えられる。
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