研究課題/領域番号 |
18K12146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
岡田 志麻 立命館大学, 理工学部, 教授 (40551560)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ビジュアルセンシング / NICU / モニタリング / 睡眠 / 新生児 / 画像処理 / 体位変換 / ソフトロボティクス / インフレータブル構造 / 非接触モニタリング / 睡眠覚醒リズム / 睡眠-覚醒リズム / 新生児見守り / クベース / バイタルセンシング / インフレータブルロボット |
研究成果の概要 |
本研究では、ロボティクス技術を用いて、NICUにおける早期出産児への看護、ケア技術を補助する新しい機能的クベースの開発を行った。まず、看護師の目をビジュアルセンシングとしてシステムに適用し、動画から対象児の体動を数値化する手法を確立した。次に、その情報を使って、看護師の判断の代替えとして、コンピュータアルゴリズムや機械学習を用いて睡眠深度や睡眠サイクルを推定する技術を開発した。最後に、看護師の手の機能としてソフトロボティクス技術を応用し、対象児の体型に調整可能なエアバック式のマットの開発を行った。これらの開発を通じて、NICUにおける看護ケア技術の一部を自動化するシステムの可能性を示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では、新生児の睡眠―覚醒モニタリングのための技術開発を行った。これまで、人の状態をモニタリングする際には、センサを体に取り付ける必要があり、対象者に負担がかかっていた。しかし、本研究では、新しく提案した動画計測、解析により、新生児の睡眠―覚醒の状態を完全に非接触に計測することを可能にした。これにより、対象児の睡眠を阻害しない適切なケアのタイミングを知らせることもできる。また、対象児の体格にあわせて、体位を固定するインフレ―タブルなエアバック式のマットの開発により、クベース内での対象児に負担をかけずに、心地よく過ごせる環境を可能にした。
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