研究課題/領域番号 |
18K12148
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
|
研究機関 | 東京都立産業技術高等専門学校 |
研究代表者 |
吉村 拓巳 東京都立産業技術高等専門学校, ものづくり工学科, 教授 (30353262)
|
研究分担者 |
田村 俊世 早稲田大学, 次世代ロボット研究機構, その他(招聘研究員) (10142259)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 深部体温 / 体温制御 / 双熱流法 / 脊髄損傷 / 中枢温 |
研究成果の概要 |
脊髄損傷により体温調節が困難な患者は、夏場の熱中症や冬場の低体温症の危険があり、積極的な外出が難しいと言う問題がある。これらの問題を解決するため、本研究では「中枢温度」を用いた体温制御システムの研究を行った。熱中症の危険度を予測するため、心拍数と運動の状態から深部体温の上昇を推測するシステムの開発を行った。また、発汗機能が失われた脊髄損傷患者の温度制御に最適な冷却・加温デバイスの検討を行い、冷却能力の検証を行った。さらに、深部体温を簡便に計測するため、消費電力の大きい「熱流補償法」を用いない「深部体温センサ」の開発と精度検証を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで脊髄損傷者を対象とした体温調節の研究は行われておらず、研究により開発した体温予想システムを用いることで、脊髄損傷者のQOLを向上させることが可能になると考えられる。また、体温調節デバイスの検討から、冷却能力の客観的な評価方法の手法が確立でき、今後の研究において他の冷却方法の検討を行う際に、効果の比較検討が可能になると考えられる。さらに、深部体温センサの開発により、無拘束で長時間深部体温を計測することが可能となり、脊髄損傷者だけでなく健常者の体調管理などのモニタリング装置としての応用も可能となると考えられる。
|