研究課題/領域番号 |
18K12158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
橋本 昌巳 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (20242670)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生活支援工学 / 生活支援機器 / 福祉機器 / コミュニケーション支援 |
研究成果の概要 |
ブレインコンピュータインタフェース(BCI)は脳活動に起因する生体情報から利用者の意思を汲み取り、コンピュータを介してコミュニケーションや機器操作に応用するものである。本研究では階層化した音声メニュー呈示に基づいた意思表現支援を目的としたBCIを検討した。メニューから利用者が選択した単語の判別においては、経験的モード分解に基づいたEEGの信号処理的手法及び転移学習に基づいた手法で共に最高で88%が得られた。全階層の選択結果から得られた文言は事前に準備した文章構成に当てはめて、簡易的に文章表現として出力するシステムを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BCIによる意思の伝達が必要となる例では、疾患等により運動機能障害の進行による言葉やしぐさ、一般的な意思伝達支援装置による意思表現が困難となる状況が挙げられる。四肢の機能が衰えていても、視覚機能が有効な段階では文字盤や視線検出装置によるコンピュータ入力手法が種々確立されており、確度の高いコミュニケーションが可能である。視覚に関わる運動機能が低下した場合は、運動機能を必要としない聴覚への情報の呈示と脳波に基づいた意思の表現を実現することで、コミュニケーションを図れる可能性がある。
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