研究課題/領域番号 |
18K12159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
高戸 仁郎 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (10264904)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 視覚障害者 / 道路横断 / 触知標示 / 単独移動 / オリエンテーション&モビリティ / 触覚的手がかり / オリエンテーション / モビリティ |
研究成果の概要 |
視覚障害者の道路横断には困難や危険が伴うため,支援設備として音響信号機やエスコートゾーン等が開発されてきた.しかし,それらは横断中の進路維持や横断終期の確認に役立つものの,横断すべき方向の定位が必須な横断開始時や横断初期相においては,環境騒音や付与された機能の観点から,十分機能していない.そこで,我々はこの空白とも言える横断開始初期に明確な歩行方向を示す手がかりを開発し,視覚障害者が安全に道路を横断できる標示の長さと形状を実験的に割り出し,500mm以上必要であることを見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障がい者の社会参加を促進するためには単独で外出できる社会環境の整備が必要である.特に,横断歩道は鉄道駅プラットフォームに並んで重大な事故が発生するリスクの高い場所であり,安全な道路横断を保証することは社会的な義務である.本研究は,これまで着手されていなかった道路横断初期相の歩行を支援する基礎的な条件を明らかにした,これによって,道路横断開始前や横断開始時に方向を正確に定位することが可能になり,他の歩行支援設備と組み合わせることで,終始安全な道路横断を可能にする.
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