• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

視覚障害者の反響定位修得支援のための超音波スピーカ応用支援装置の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K12166
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関呉工業高等専門学校

研究代表者

横沼 実雄  呉工業高等専門学校, 電気情報工学分野, 教授 (00280446)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード超音波スピーカ技術 / 反響音音響解析 / エコーロケーション / 非接触での材質判断 / 超音波スピーカ / 反響定位(エコーロケーション) / 材質判別 / 周波数成分解析 / 高次高調波成分の強調 / 連続インパルス波 / 材質判定 / 連続インパルス音 / 視覚障碍者支援 / AM変調超音波 / 変調波 / 搬送波 / 視覚障害者支援
研究成果の概要

超音波スピーカからの高指向性音波の反響音が,障害物の材質によって変化することを可聴音波形とFFT解析から確認した。当初,可聴音成分が方形波の音波を使用し,波形とFFT両方で材質による反響音の差異が確認できたが,その差は小さかった。このため,差異が出やすい高調波成分を強調した音波に改善,違いが大きく出るようになった。ただし,材質判定には十分な差異ではないため,より広い周波数範囲の高調波成分を持つ連続インパルス信号を用いた所,反響音の材質による差異がさらに明確となった。まだ反響音の聞き分けによる材質判定には十分でないため,音波の改善だけでなく,反響音変化の大きい試料についても検討を進めている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

超音波スピーカによる高指向性音波の反響音音響解析から,材質の違いにより反響音中の高調波成分に変化が生ずること,また変化の見られる高調波成分を強調することで,高調波成分の変化をより大きくできることが確認できた。また,連続インパルス信号による変調では,より広い周波数範囲に高調波成分が発生するため,反響音による材質の違いや変化を捉えることが可能であることが確認できた。エコーロケーション修得支援だけでなく,より広い分野で非接触検査の手法に応用できる可能性がある。
現在,本研究から派生して,コンクリート壁の表面剥離に対する非接触非破壊の検査診断法として,新たな音響解析法も用いて研究開発を行っている。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 超音波スピーカ技術を用いたコンクリート壁 表面剥離の非接触検査法に関する研究2021

    • 著者名/発表者名
      福光 洋生,横沼 実雄
    • 学会等名
      2021年度(第72回)電気・情報関連学会中国支部連合大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 超音波スピーカを応用した視覚障碍者歩行支援機の開発2020

    • 著者名/発表者名
      福光 洋生,横沼 実雄
    • 学会等名
      令和2年度(第71回)電気・情報関連学会中国支部連合大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 超音波スピーカを応用した視覚障害者用歩行支援機器の開発2018

    • 著者名/発表者名
      田北人士,横沼実雄
    • 学会等名
      平成30年度(第69回)電気・情報関連学会中国支部連合大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi