研究課題/領域番号 |
18K12174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
黄 健 近畿大学, 工学部, 教授 (10282956)
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研究分担者 |
小谷内 範穗 近畿大学, 工学部, 教授 (50357034)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歩行支援機器 / 歩行リハビリテーション機器 / 歩行車 / 歩行アシスト / 歩行アシスト機器 / リハビリテーションロボット / 福祉支援機器 / 自立歩行 / 歩行評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、利用者の歩行意欲を能動的に促進できる駆動型胸部支持パッドを有する歩行車の開発を行った。試作した歩行車では、身長180cm、体重100kgまでの利用者を想定して設計されており、支持パッドに力センサ4個を取り付けることで体重による圧力を計測できる。また、駆動モータの制御系とセンサ計測系を連動するためのシステム構築を行い、さらに外部電源のコードレス化を実現した。歩行車補助効果の評価としては、膝伸展角および足首回転角度の変動が胸部支持パッドの回転と連動していることがパワースペクトル解析によって明らかになっており、相関係数の結果から下肢部の運動が支持パッドの回転と強く関連したことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、従来の歩行車の受動型一軸回転可能な胸部支持パッドをアクティブな駆動機構にすることによって、病気で歩きたくても歩けない高齢者でも利用可能な新型歩行車を開発するとともに、回転型胸部支持パッドを有する歩行車の歩行補助効果の評価手法の提案を目的とする。本提案の介護リフト型歩行車には、座位からの起き上がりという移乗サポートを行える機能だけではなく、利用者の歩行意欲を促すことで歩行運動を能動的にアシストできるという特徴がある。本提案の歩行車を開発することによって、自宅で生活している高齢者でも自立してトイレや物取りなどの日常行動を行えるようになり、より多くの高齢者が自ら動ける喜びを実感できる。
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