研究課題/領域番号 |
18K12185
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
信田 尚久 神戸大学, 人文学研究科, 人文学研究科研究員 (20734320)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | カント / ニュートン / 自然哲学 / 物理学の哲学 / 西洋近世哲学 / 科学哲学 / 近世哲学 / 形而上学 / 自然科学 / 思想史 / 科学史 / 哲学 |
研究成果の概要 |
報告者は、まず、フォーラム「カント力学および力学法則の射程と意義」を開催した。そこで報告者は、カント自身の哲学的テーゼから、完全非弾性衝突における二物体間の運動量保存則を導いている点を指摘した。さらに報告者は、国際ワークショップ「The variety and unity of modern Germany philosophy from Leibniz, Kant and Schelling With Professor Martin Schonfeld」を開催した。そこで報告者は、むしろカントの「引力」を「重力の位置エネルギー」として解釈できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を遂行するにあたって、報告者は、批判期カントの「作用反作用法則」に焦点を当て、まず、むしろカントが、ニュートンの「力」や「作用反作用法則」を用いずに、カント自身の哲学的テーゼから、完全非弾性衝突における二物体間の運動量保存則を導いている点を指摘した。これは思想史的にも、科学史的にも、重要な運動量保存則の証明であることを示した。この点に、本研究の学術的意義がある。 さらに報告者は、国際ワークショップを開催して、マルティン・シェーンフェルト教授(南フロリダ大学)に、日本のカント自然哲学研究の最前線について紹介することができた。この点に、本研究の社会的意義がある。
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