研究課題/領域番号 |
18K12189
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01010:哲学および倫理学関連
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研究機関 | 開智国際大学 |
研究代表者 |
土屋 陽介 開智国際大学, 教育学部, 准教授 (40806494)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 子どもの哲学 / 哲学対話 / 道徳教育 / 考え、議論する道徳 / 中学校 / 教材開発 / 哲学 / 倫理学 / 哲学・倫理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、哲学・倫理学を取り入れた中学校の「道徳科」授業の開発に取り組んだ。本研究の中核的成果は、現役中高教員8名を研究協力者に迎え、哲学対話とアクティブラーニングの要素をふんだんに取り入れた中学校の「道徳科」授業のための教材集『中学道徳ラクイチ授業プラン』を刊行したことである。以上に加えて、中学校の「道徳科」授業で活用可能な哲学・倫理学に関する教材・図書を3冊刊行した。また、哲学対話を取り入れた中学校の「道徳科」授業の実践事例をまとめた単著『僕らの世界を作りかえる哲学の授業』を刊行し、哲学の道徳教育への応用可能性を哲学・教育学研究者、学校教員、一般市民など幅広い対象に向けて発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、哲学・倫理学(特に哲学対話の手法)を取り入れた中学校の「道徳科」授業の方法論を、教材開発を伴う形で具体的に示すことができた。このことは、本研究の研究期間中に全面実施された「道徳科」において重点化されている「考え、議論する道徳」に対応可能な新たな教育手法を確立するものであり、特に実践的な道徳教育研究の領域において大きなインパクトを与えた。また、哲学・倫理学の学校教育への応用可能性を授業開発という具体的なレベルで提示することによって、哲学の応用研究に関する新たな領域を開拓し、哲学・倫理学の研究対象の拡大にも大きな貢献を果たした。
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