研究課題/領域番号 |
18K12230
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
薗田 郁 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 客員研究員 (60772241)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 語り芸 / 浪花節 / 近代 / 興行 / 大衆芸能 / 地方 / 人形芝居 / 大衆 |
研究成果の概要 |
本研究では、近代日本で展開した語り芸と呼ばれる芸能ジャンルの拡がりと混淆を解明するために、浪花節の人形芝居(西畑人形)、源氏節女芝居や活動人形(猿倉人形)といった語りを伴う舞台芸能を対象に現地調査を実施し、その調査で収集した資料を元に、語りから見出せる上演形式の特徴と広範で活発な興行活動の実態を明らかにした。その成果は共著書や論文として公刊し、また国際会議を含む関連学会で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で扱った芸能は、いずれも近代の都市部を離れた地方を拠点に全国的に展開したものであり、その活動実態の広がりは、これまで見過ごされてきたものの、近代日本の大衆的な語り芸が担った文化・社会的な役割や意義を具体的に考える上で欠かせないものである。したがって今回の研究成果は、近代日本の芸能文化史研究に一定の貢献をもたらすといえる。また研究成果の一部は現地調査を実施した地域への社会的な還元にも繋がると考えられる。
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