研究課題/領域番号 |
18K12233
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 (2020) 昭和女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
歌川 光一 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50708998)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 趣味 / たしなみ / 稽古(事) / 花嫁修業 / 箏 / 長唄 / 邦楽 / 社中 / 趣味縁 / 稽古(事) |
研究成果の概要 |
第一に、近現代の女性のアマチュア芸術文化活動の教習をめぐる概念(「趣味」「たしなみ」「稽古(事)」「習い事(物)」)等の変遷や相互の関連について整理を行った。合わせて、欧米のレジャースタディーズで用いられている「シリアスレジャー」概念と上記の概念の関連について考察し、研究領域としての展望を示した。第二に、第一の作業を踏まえ、近代日本における中上流階級女子の箏、長唄、ピアノのたしなみに関わる言説から、「趣味」の受容のプロセスを明らかにし、単著として発表した。第三に、アマチュアの活動実態として、旧制中等学校の校友会・同窓会活動、社中の活動について資料収集と整理を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「趣味」「たしなみ」「稽古(事)」「習い事(物)」等と称されてきた近現代の女性のアマチュア芸術文化活動の教習は、レジャースタディーズ、芸術諸学、教育学、社会学等のいずれの研究分野においても断片的な探究に留まってきた。本研究は、これらの研究領域の成果と課題を整理しつつ、近代日本の社中を通じた中上流階級女子の箏・長唄の趣味活動の展開を明らかにし、家元制度が稽古文化に実質的に果たした機能を明らかにした。
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