研究課題/領域番号 |
18K12240
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大羽 恵美 金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (50707685)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 仏教説話 / アヴァダーナ / チベット美術 / ジャータカ / 仏教説話図 / チベット仏教 / 仏教美術 / 説話図 / チベット絵画 / ボーディサットヴァ・アヴァダーナ・カルパラター / 仏伝図 / 仏教図像 / アヴァダーナ・カルパラター |
研究成果の概要 |
仏教説話図は仏教美術誕生の頃から仏教の教えを伝える手段として、あるいは寺院などの荘厳として用いられてきた。そのうちのたとえ話の集成で、11世紀にカシミールで編纂された『ボーディサットヴァ・アヴァダーナ・カルパラター』を邦訳し、これを典拠とした絵画作品の同定を行った。邦訳は科学研究費成果報告書『菩薩伝の如意の華鬘』(共著)に、絵画の同定と論考は書籍『チベットにおける仏教説話図の研究』に発表されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仏教説話図の誕生は古く、国内外において研究があるが、たとえ話に関してはその数が膨大であり、様々な内容を含むために研究が遅れている。本研究の中心をなす文献の『ボーディサットヴァ・アヴァダーナ・カルパラター』はこれまでに完全な形で翻訳されたことはなく、これに依拠した絵画作品の同定もなされていなかった。本研究では全108章あるうちの一部の翻訳と絵画作品の同定を行った。さらに複数ある絵画セットの所在と所蔵地、系統を明らかにした。世界各地にセットの断片が散逸し、典拠があいまいになっている絵画について、いずれの絵画セットに属するか、成立年、施主、絵画様式を明らかにした。
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