研究課題/領域番号 |
18K12245
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 筑波大学 (2020-2022) 早稲田大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
武田 一文 筑波大学, 芸術系, 助教 (90801796)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビザンティン美術 / 聖母の眠り図像 / 聖堂装飾プログラム / 中世キリスト教美術 / 「聖母の眠り」図 / キリスト教美術 / ジョージア / キリスト教図像学 / カッパドキア / ビザンティン美術史 / 「聖母の眠り」図像学 |
研究成果の概要 |
本研究では、ビザンティン美術の主要な主題の一つである「聖母の眠り」図像が聖堂装飾としてどのような位置付けにあるのかを再検討した。特に帝国の辺境域において特色があるとの仮定のもと、フィールドワークを実施し、写真資料の収集と聖堂内の状況について調査を行った。その結果を基に、ジョージア、ロシア、カッパドキアといった地域に遺る図像について研究発表及び論文執筆を行った。聖堂内の図像配置や「眠り」図像には中央とは異なる特徴を見出すことが出来、帝国辺境域における情報の隔絶の結果であると推察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中世キリスト教美術、その中でもビザンティン美術の壁画装飾は、未だ出版も多くなく、図像そのものへのアクセスが容易でない。そのため、現地のフィールドワークを基にした地域横断的な装飾研究は海外の研究者に対してもインパクトのあるものである。また、本邦において認知度が高いと言えない正教とその基盤たる東欧諸国の文化について、ビジュアル・イメージを基に理解を促進する役割も果たすと期待される。
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