研究課題/領域番号 |
18K12266
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 青森中央短期大学 (2019) 情報科学芸術大学院大学 (2018) |
研究代表者 |
具志堅 裕介 青森中央短期大学, その他部局等, 助教 (30808845)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | メディア表現 / メディア・アート / サウンドアート / サウンドデザイン / アニメーション / スピーカー / ディスプレイ / メディアアート / 視聴覚 |
研究成果の概要 |
本研究は、ディスプレイを中心にシンメトリーにスピーカーを配置する従来の配置から、再配置した再生環境とそのためのサウンドデザインによって可能となる表現を探ることを目的とする。実空間とディスプレイ内の世界の音の関わりに目を向け、ディスプレイの余白(=フレームアウト)の拡張を試みた。 ディスプレイに対応するスピーカーが配置されている2点を結ぶ線上において、発音のタイミング、音の質感、音の定位といった要素を操作することよって、フレームアウトの描写が可能となった。2018年8月、2018年9月、2019年8月、2020年1月に、研究成果としての展示発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、実空間とディスプレイ内の世界の音の関わりと、ディスプレイの余白(=フレームアウト)に目を向けた表現の実践研究である。表現者が介入可能な領域を拡げることに重きを置いており、制作を通して研究を進めることから、研究成果は作品展示で発表した。 ディスプレイによる空間の拡張への試みは行われているが、音空間との関わりにはあまり目を向けられていなかったため、新たな着眼点であった。また、映像におけるサウンドデザインの研究において、ステレオスピーカーを従来の配置を崩し、配置から設計を考える表現の研究は未開拓の領域であった。 音と映像を扱うメディア表現の領域においては意義のある実践であったと考える。
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