研究課題/領域番号 |
18K12277
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 (2020-2021) 関西大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
熊野 弘子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (60720117)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 中国医学の受容 / 中国医学の展開 / 伝統医学 / 東洋医学 / 東アジアの医学 / 古典医学 / 弁証 / 近世 / 古典 / 江戸時代 / 証 / 岡本一抱 / 曲直瀬道三 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本の近世における中国医学の受容と展開をみるものである。診察・診断・治療に関する医学理論や具体的な疾患といった臨床的な視点に立って、日・中比較、新・旧比較検討を行った。長い歴史を背景に数多ある諸説の整理をしつつ、現代の東洋医学の臨床・教育へ還元することを目指した。 中国医学を加工せずに受容した時期を中心にすることによって、また高名な医師を取りあげることによって、現在においても通用する東洋医学臨床に重要な点を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本・中国・韓国などアジアの伝統的な東洋医学は、現在まで受け継がれてきた長い歴史に裏打ちされた侵襲性の少ない医療である。悠久の歴史のなかで数多の諸説が生まれたため、本研究ではそれを整理しつつ、現在においても通用する有益な診察・診断・治療理論を検討した。 特に、受容した中国医学を簡便化・日本化して展開した江戸中期以降ではなく、それ以前の時期を中心とした。簡便化という加工を経ずに、純粋な中国医学受容の形を伴った医学のあり様や、とりわけ医学史上高名な医師が、そのまま受容する過程で、中国医学のどの部分に重きを置いて取りあげ、日本で展開してきたのかを探ることは、現代の臨床に裨益するものである。
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