研究課題/領域番号 |
18K12278
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 立教大学 (2022) 弘前大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
尾崎 名津子 立教大学, 文学部, 准教授 (10770125)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 鎌倉文庫 / GHQ/SCAP検閲 / 編集出版 / 単行本 / 坂口安吾 / プランゲ文庫 / 相補性 / 編集者 / GHQ/SCAP / 検閲 / 内務省検閲 / 出版 / 北海道 / 占領期 / 婦人文庫 / 北海道の出版 / 文学 / GHQ/SCAP / メディア / 日本文学 |
研究成果の概要 |
研究期間内に実施した研究:GHQ/SCAPによる占領期に創業した出版社・鎌倉文庫の活動と、当時の検閲に関する一次資料の調査から、占領期の単行本出版と検閲それぞれの実態と両者の関係性を明らかにする試み。 その成果の概要:①鎌倉文庫から刊行された単行本の全体像が把握できた。②調査の過程で坂口安吾の著作の新資料を発見した。③研究の方法論として、地域性に着目した展開が必要だと明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:敗戦直後の文学活動における、戦前・戦中のそれとの連続性と断絶する部分とを具体的に解明できることが示された。また、文学研究、出版研究等における単行本の取り扱いや、意義付けのための方法論において研究の展開の余地があることが示された。 社会的意義:占領期の社会や文化の実態を解明する際には、国内は当然ながら海外に現存する資料も併せて活用する必要があることを実証的に示した。また、言論統制に対する出版社、編集者、作家の対応の様相も具体的に示すことが可能になった。
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