研究課題/領域番号 |
18K12293
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
山本 真由子 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (00784901)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 本朝文粋 / 書序 / 真名序 / 仮名序 / 宴集 / 菅原文時 / 源順 / 慶滋為政 / 序 / 詩序 / 江談抄 / 扶桑古文集 / 栄花物語 / 小一条院 / 藤原道長 / 高陽院行幸 / 本朝続文粋 / 新撰萬葉集 / 古今和歌集 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、平安朝の和歌序を注釈し、その特質と意義とを明らかにすることであった。和歌序とは、和歌制作の背景となる状況を記した短い文章である。和歌序は、漢文と和文(仮名文)の作品が残り、書序(一書の序)、宴集の序、定数歌の序に区分される。 本研究では、まず、宴集の和歌序が多く制作された場所で、序の表現の典故が継承されていることを明らかにした。また、和歌序は、奈良朝から平安朝にかけて、和歌と漢詩との関係が変化する過程を示す、重要な資料であることを指摘した。さらに、菅原文時、慶滋為政の序の特質を検討した。 加えて、著書『平安朝の序と詩歌―宴集文学攷―』(塙書房・2021年2月)を刊行した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平安朝を通して、漢文あるいは和文で書かれた和歌序を総合的に検討し、平安朝の和歌序の特質と変遷と、平安朝文学における和歌序の意義の一端を明らかにしたことである。
|