研究課題/領域番号 |
18K12320
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 弘前大学 (2019-2022) 山梨県立大学 (2018) |
研究代表者 |
畑中 杏美 弘前大学, 人文社会科学部, 准教授 (60791580)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 19世紀 / 小説 / 老い / 自伝 / 伝記 / ミュリエル・スパーク / 記憶 / 20世紀 / 第二次世界大戦 / イギリス小説 / ヴィクトリア朝 / 回顧 / 懐古 / Muriel Spark / 老齢 / カトリック / ユーモア / 風刺 / 啓蒙主義 / 道徳 / ヴァージニア・ウルフ / 笑い |
研究実績の概要 |
小説を読解し、研究した。19世紀の小説においては、高齢者に対して行われる介助という行為に遺産継承の問題について関心をもち、研究した。裕福な高齢者は若者の前途を応援することで彼らの敬意や介助をうける。若者も遺産相続の可能性を視野に入れて高齢者と関係性を築いている。 一方で、老齢の女性の語り手による物語であるシャーロット・ブロンテの『ヴィレット』や、老齢の男性が旅をするチャールズ・ディケンズの『骨董屋』など、19世紀の小説において考察すべき作品があることがわかった。 小説読解に絞って研究を進めることで、小説作品における高齢者と周囲の人々との関係性について考察することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画を変更したため対応が遅れている。19世紀の小説における老齢の人々や老齢の語り手について考察を深める必要があり、考察する予定であった20世紀の作品についてはまだ研究できていない。
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今後の研究の推進方策 |
図版資料よりも小説読解に絞り最終年度であるので、幅広く読むよりも、丁寧な読解を心掛け、成果を残したい。
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