研究課題/領域番号 |
18K12360
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2019-2020) 千葉大学 (2018) |
研究代表者 |
中川 奈津子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 言語変異研究領域, 特任助教 (50757870)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 方言学 / 情報構造 / 日本語 / 琉球諸語 / 格体系 / 日琉語族 / 東北方言 / 名詞標識 / 八重山諸語 / 格標識 / 述語タイプ / 日琉諸語 / 白保方言 / 野辺地方言 / 叙述類型 / 方言 / 話しことば |
研究成果の概要 |
東京方言では、助詞、語順、韻律などの手段により情報構造を表しているが、それぞれどのように使い分けられているのかを明らかにした (Nakagawa, 2020)。東北方言は格や情報構造をほとんど明示しない言語だが、助詞の代わりに構文を変えることで、文中のどの部分が前提でどの部分が断定なのかを示していることが明らかになった (中川, 2020)。また、鳩間方言、うちなーぐちなどのデータベースを公開し、青森県野辺地方言と南琉球八重山語白保方言の音韻の一端について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日琉語族の情報構造表現の変異を記述することにより、同じ語族の中でどのような表現の可能性があるのか、ある類型論的特徴(e.g., 助詞の頻度が低い)が情報構造の表現を制約する可能性を明らかにした。 また、消滅の危機にある言語の大規模なデータベースを作成して公開することで、継承話者の学習に役立つ、フィールドワークに行かなくても研究できるデータを広く一般に提供した。
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