研究課題/領域番号 |
18K12362
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 (2019-2023) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2018) |
研究代表者 |
平田 秀 武蔵野大学, グローバル学部, 准教授 (60777613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 言語学 / 音韻論 / 方言学 / 日本語アクセント論 / 三重県 / 日本語方言 |
研究成果の概要 |
先行研究によって、紀伊半島熊野灘沿岸地域で話される諸方言は、非常にバリエーションの豊かなアクセント体系をもつことが指摘されている。申請者は、紀伊半島熊野灘沿岸地域諸方言について、現地調査に基づいた記述的研究を実施した。 コロナ禍により、研究期間当初の計画通りに現地調査が遂行できなかった。その中で、現地調査を実施した三重県熊野市木本方言・三重県南牟婁郡御浜町阿田和方言は、両者ともに申請者がこれまでに現地調査を実行した方言とは大きく異なるアクセント上の特徴をもち、先行研究の内容を支持する結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語諸方言のアクセント研究については、戦後の間もない時期に網羅的な現地調査が実施されており、特に方言の系統面は、非常に早い段階で概略が解明されている。 一方、個々の方言がどのようなアクセント体系をもつかについては、未解明の方言が多く残されている。申請者が研究を遂行した熊野灘沿岸地域諸方言についても、早い段階に調査が行われたのち、未解明の部分が多く残されていた状態であった。申請者は、熊野灘沿岸地域の複数地点で現地調査を行い、諸方言のアクセント体系を解明することに主眼をおいた研究を遂行した。このことは、日本語諸方言のアクセント研究に寄与できる部分が大きいと考える。
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