研究課題/領域番号 |
18K12376
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
高木 丈也 慶應義塾大学, 総合政策学部(藤沢), 講師 (80759605)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 朝鮮語 / 朝鮮民族 / 朝鮮族 / 在米コリアン / 高麗人 / 在日コリアン / 言語 / アイデンティティ / 言語使用 / 言語意識 / 朝鮮 / 民族 / 言語継承 / 学校教育 / 在外コリアン / ディアスポラ |
研究成果の概要 |
本研究は、朝鮮半島からの移住民(在外朝鮮民族)が、移住先で朝鮮民族としてのアイデンティティをどの程度保ちながら、独自の文化を形成・維持しているかを明らかにしようとするものである。本研究では、言語使用と意識という観点から朝鮮族(中国)、在米コリアン(アメリカ合衆国)、高麗人(ウズベキスタン、カザフスタン、ロシア)、在日コリアン(日本)を対象にアンケート調査やインタビュー調査、フィールドワークを行った。その結果、個別の地域における文化・アイデンティティの諸相が解明されたほか、人の移動と言語・社会・歴史・文化・教育との関わり、今後の変容方向性についても知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が現地調査に基づいた実証的な分析を行っているという点は、大きな意義を持つ。民族機関や教育機関を訪問したり、在外朝鮮民族の生の声を聞くことにより、現代の同民族の実像に迫ることができた。また、既存の在外朝鮮民族研究は、個別地域を対象に行われることが多かったが、本研究では地域横断的に調査を行ったという点でも意義が認められる。本研究で得られたデータを比較することで、朝鮮民族についてより深層的な把握が可能になる。 本研究で分析した民族集団は、既に居住国において一定のプレゼンスを持っているほか、近年新たな移動も始めており、その現状を把握することは我が国と朝鮮半島、ホスト国の関係の中でも重要である。
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