研究課題/領域番号 |
18K12384
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
柳 朱燕 愛知淑徳大学, 教育部門・センター, 講師 (40647682)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 第一言語習得研究 / 韓国語の幼児言語獲得過程 / 言語習得資料のコーパス構築 / MLU(平均発話長) / CHILDES / 韓国語の第一言語習得 / 平均発話長(MLU) / 形態素解析 |
研究成果の概要 |
本研究では、CHILDES(Child Language Data Exchange System)で公開されているRyuコーパスを利用し、MLU(平均発話長)を基にして韓国語の基礎文法の中心に当たる格助詞の獲得順序を明らかにした。韓国語を母語とする子どもたちは主題「nun/un」→独立助詞(追加)「do」→主格「ka/i」→目的格「lul/ul」→所有格「ui」の習得過程を見せており、習得過程の基準としてのMLUの適合性を検証した。また、Ryuコーパスにおいて、形態素分析を行い、大量の自然発話データを効率的に分析できる言語処理方法を探ってみた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Slobin (2014) によると、韓国語の第一言語習得研究に関する論文は1974年から2013年までに10本が出ており、日本語の23本と、中国語のMandarin 27本とCantonese 11本に比べたら、大変遅れていることが分かる。特に、今まで行われた韓国語の研究は発話データがコーパス化されていないため、MLU(平均発話長)を基準にして幼児の言語発達を分析する研究は皆無であった。本研究では、研究代表者が構築したRyuコーパスを利用し、MLUを基にして韓国語の助詞の獲得順序を明らかにした。また、大量の自然発話データの分析が可能となるようにRyuコーパスに形態素のタグ付けの作業を行った。
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