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訓点資料本文データベース作成のためのシステム構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K12399
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02070:日本語学関連
研究機関九州大学

研究代表者

蛭沼 芽衣  九州大学, 人文科学研究院, 助教 (20807177)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード訓点資料 / データベース / 訓読 / 情報化 / 訓点資料データベース / 入力システム
研究成果の概要

本研究は、訓点資料本文データベースを作成することを目的に、そのためのシステムを構築することを目指す。そのために(1)データ項目の選定(2)入力フォームの作成をおこなった。システムにはExcelのマクロを使用した。多くのパソコンで使えるからである。
入力データ項目には、訓点資料の特質や、これまでされてきた訓点資料の研究から、訓点資料の国語学的資料としての位置づけなどを考慮しながら入力データ項目を選定した。
次に、入力項目に対し、それらの入力の助けとなるようなフォームを作成した。一部を自動入力されるようにすることで、訓点と漢文についての基礎的な理解があれば、ある程度データ入力ができるよう工夫した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

訓点資料は、上代末から中古~中世前期にかけておこなわれた漢文訓読の成果である。後世の写本しかない和文資料とくらべ、加点時の原本が残っているため、当時のことばとしての信頼性が高い。資料の点数も膨大で、内容的にも、ヲコト点や仮名点による語彙、語法のみならず、声点から字音声調やアクセント、返り点などから統語構造、仮名点の字体から仮名字体の変遷などをも知ることのできる、実に情報量の多い資料群である。しかし、調査や解読が難しく、現在の日本語研究に於て、充分に活用されているとはいいがたい。本研究でのシステムを基に、訓点資料データベースが作成することができれば、新たな研究可能性が開けると予想される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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