研究課題/領域番号 |
18K12407
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
藤本 灯 京都府立大学, 文学部, 准教授 (20733017)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 色葉字類抄 / 古辞書 / 国語辞書 / 語彙 / 和名類聚抄 / データベース / 本草和名 |
研究成果の概要 |
本研究においての主要な成果を下に記す。 1.本邦国語辞書の祖である『色葉字類抄』には、藤原定家の日記『明月記』に使用された漢字のほとんどすべてが収録されていることが明らかとなった(ただし調査範囲の語に限る)。また収録されていない熟語群の性格から、『色葉字類抄』の編纂意識が窺えた。 2.共同研究により、日本の古辞書におけるカナの訓注と漢字字書における中国由来の単漢字義注との間に一定の対応関係が認められることが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでは、古辞書の語彙の一部を母体として他の文献の語彙と比較し、古辞書の性格を論じることが多かったが、本研究では、他の日本語文献の連続した語彙を母体として、古辞書全体の語彙と比較する手法をとった。『色葉字類抄』の語彙と古記録語彙との重なりをこのように実証的に示した点、また現代語辞書との編纂意識の差異について考察した点に大きな意義があったと考える。
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