研究課題/領域番号 |
18K12410
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 (2020-2022) 東邦大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
岩崎 宏之 宇都宮大学, 共同教育学部, 助教 (50816056)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | swiping構文 / Swiping without Sluicing / 等位接続 / 英語史 / 現代英語 / 生成文法理論 / where複合語 / 前置詞残留 / 動的文法理論 / 省略構文 |
研究成果の概要 |
本研究は、英語のswiping構文に対して総合的な理解を得ることを目標として、当該構文に関する通時的研究と共時的研究の両方を実施するものである。通時的研究に関しては、英語のswiping構文が初めて出現したのが後期近代英語期であることを明らかにした。共時的研究については、英語のswiping構文の先行研究の中で最近になって観察されたSwiping without Sluicingを取り上げ、当該構文が「非文法的であるにもかかわらず容認可能である」というステータスを持っていることを論証し、それ以前までに研究されてきたスルーシングを伴うswipingとは区別されるべきことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに英語のswiping構文の通時的研究が本格的になされたことがなく、当該構文の英語史上における出現時期の同定を含め、先行研究が専ら共時的観点から考察を深めてきたところに新たな知見を積み重ねることができる。また、Swiping without Sluicingは観察自体がごく最近で研究がほとんど存在していない状況であるため、この現象について更に調査を行い分析を提案することは、swiping構文の研究に対して一定の貢献を果たすことになる。
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