研究課題/領域番号 |
18K12417
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
|
研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
梅木 俊輔 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (80756247)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 外国人接触場面 / 調整コミュニケーション / オンライン通話 / ピアチュータリング / 留学生支援 / 同時双方向型対話 / 日本語教育 / 多文化共生社会 / 位相 / 外国人接触場面の相互行為 / 日本語母語話者の調整コミュニケーション / コミュニケーション機能 / 日本語の位相 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本語母語話者が外国人と話す際に分かりやすく伝えるための調整コミュニケーションについて、依頼や勧誘といったコミュニケーション機能ごとに、相互行為の在り様を解明することを当初の目的としていた。しかし、コロナ禍の影響により、対面での会話データを収集できる見通しが立たなくなったため、研究計画を変更し、オンライン環境での会話を分析することとした。本研究では、外国人接触場面での調整コミュニケーションを実践的に学ぶ場として、オンライン日本語会話セッションを企画・実施した。また、留学生を支援するチューター育成の観点から、調整コミュニケーション能力の向上が有用なスキルとなることを提言としてまとめた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、オンライン日本語会話セッションを実践し、これまでに外国人接触場面でコミュニケーションを調整した経験を持たない者でも、語学力や文化の違いに直面した際の相互理解に役立つコミュニケーションの調整法が実践的に学べる機会を提供した。さらに、本実践の参加者が、いかにお互いのコミュニケーションを調整しつつ、相互理解を確立しているかを明らかにした。本研究は、調整コミュニケーション能力の向上が、多様な言語・文化的背景を持つ人々とつながるために有用なスキルとなることを具体的に示す点で、留学生支援の一環となるチューター育成に寄与すると考える。
|