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発音指導における指標開発のための評価研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K12426
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02090:日本語教育関連
研究機関高知大学 (2019-2023)
滋賀大学 (2018)

研究代表者

渡辺 裕美  高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (20805212)

研究期間 (年度) 2019-02-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード音声教育 / 発音 / 評価 / 母語話者教師 / 非母語話者教師 / 日本人教師 / ロシア語母語話者
研究開始時の研究の概要

これまで第二言語学習者の発話を対象とした評価研究では、教師の評価特性が十分に解明されておらず、発音特徴の分析が不十分であったため、得られた知見の音声教育への応用が困難であった。そこで本研究ではこうした背景をふまえ、以下2点を明らかにする。
①日本語学習者の日本語音声に対する教師の評価実態
②「学習者の日本語音声と日本語の音声の関係」と「教師による発音評価」の関連
上記2点を明らかにすることで、学習者の母語を問わず、日本語音声教育における発音指導の難易度の指標を開発することを目指す。それにより指導に苦手意識を抱える教師が多く、指導が教師個人の裁量に任されてきた日本語音声教育の現状を改善する。

研究実績の概要

本研究は、①日本語学習者の日本語音声に対する教師の評価実態、および②「学習者の日本語音声と、日本語の音声の関係」と「教師による発音評価」の関連を明らかにすることで、日本語音声教育における発音指導の難易度の指標を開発することを目的としている。これまで、ロシア語母語話者の日本語音声に対する評価研究を進めてきており、対象を複数の言語母語話者に広げることで、これまで得られていた知見をより幅広くとらえ直すとともに、学習者の母語を問わず、日本語音声教育に応用させられる指標の開発を目指している。新型コロナウイルス感染症の影響で計画の変更を余儀なくされているが、これまで収集していたロシア語母語話者の音声を対象とした評価から得られた成果については順調に公表できている。
新型コロナウイルス感染症の影響で当初予定していた海外での音声収集が難しかったため、対象母語話者を絞るとともに、文献研究をすることで対象母語話者の発音特徴の分析を進めてきた。なお、現在は研究計画を見直し、評価対象を対象母語話者の発音特徴全体とするのではなく、特定の単音や特殊拍、韻律等に絞り込むことで検討していくことを考えている。協力者を得るためのネットワークは確保できつつあるが、業務の多忙により調査時間を確保できずにいる。引き続き、対面での音声収集や評価調査の実施をし、日本語学習者の日本語音声に対する教師の評価実態を明らかにすることを目的として進めていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

協力者を得るためのネットワークの確保はできたものの、本務校での業務負担増加のため、音声収集や評価調査の実施までには至らなかった。

今後の研究の推進方策

インドネシア語母語話者の音声収集や、評価データの収集を行う予定である。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] 日本人教師とロシア人教師による発音評価―評価基準の複合使用とプラス評価の使用―2020

    • 著者名/発表者名
      渡辺裕美
    • 雑誌名

      応用言語学研究

      巻: 26 ページ: 58-71

    • NAID

      120006797134

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 発話文の発音に対する日本人教師とロシア人教師の評価の相違―文に対する評価と語に対する評価の比較から―2019

    • 著者名/発表者名
      渡辺裕美
    • 雑誌名

      高知大学留学生教育

      巻: 13

    • NAID

      40022264163

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-12-25  

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