研究課題/領域番号 |
18K12429
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 国際教養大学 |
研究代表者 |
嶋 ちはる 国際教養大学, 専門職大学院グローバル・コミュニケーション実践研究科, 准教授 (00707630)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 看護・介護人材 / 職場でのインターアクション / 外国人労働者 / 日本語能力 / コミュニケーション / マルチモーダル / 外国人看護・介護人材 / インターアクション / 職場のコミュニケーション / 外国人散在地域 / 就労場面 / translanguaging / 言語リソース / 東北 / 方言 / アンケート調査 / 協力施設 / 外国人人材 / 看護・介護 / 職場適応 |
研究成果の概要 |
本研究は、コロナ禍の影響で、当初予定していた東北地方での看護・介護施設でのフィールドワークが不可能となり、研究デザインを大幅に変更し、収集済のデータの再分析に方針を変えざるを得なくなった。分析の焦点は方言から、職場における接触場面のインターアクションにおける様々なリソースの使用やトランスランゲージングに移ることとなった。老人介護施設における日本人介護福祉士と外国人介護福祉士の実際のインターアクションの分析を通して、彼らの専門的能力が限られた日本語能力の中でどのように発揮されていくのか、そのプロセスを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの看護・介護分野における日本語教育研究は、実際の職場場面におけるやりとりに注目したものは非常に少ない。また、看護・介護分野における外国人人材の増加に伴い、地方の施設でも外国人材の姿が見られるようになってきたが、外国人材の日本語力の欠如というの視点が主であり、職場におけるコミュニケーションという視点から、接触場面でのインターアクションを捉える試みは限られている。本研究では、外国人看護・介護人材の働く職場でのコミュニケーション支援のために、職場における実際の言語行動や言語学習の過程を分析し、コミュニケーションの様相を明らかにしたことに社会的意義があると思われる。
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