研究課題/領域番号 |
18K12430
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2019-2023) 目白大学 (2018) |
研究代表者 |
濱川 祐紀代 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授(任期付) (40725446)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 日本語教育 / 日本語学習者 / 漢字学習 / 学習方法 / ストラテジー / 学習意識 |
研究成果の概要 |
①漢字学習研究の共通ツールとなる「漢字学習の方法やそこに付随する意識を概観できるような質問紙調査票」を開発し、②日本語学習者や日本語非母語話者教師の漢字学習に関する実態調査と合わせて今後の漢字指導の方向性を探ることを目的とした。調査の結果、漢字指導方法も漢字学習方法も読み書き中心で、漢字指導・漢字学習に対する不満はあるが、いろいろな指導方法・学習方法があるということに気づいていないことが観察された。教師側への情報が不足していることから、今後は教師を対象にした指導方法のセミナーを実施し、教師の指導方法に変化が生じることで学習者の学習方法の充実が図れればと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教師は自身の経験から、漢字を書いて覚えさせたり、何度も反復練習をさせるといった指導方法をとることが多い。そのため、学習者はそのような学習方法しか知らず、長い道のりである漢字学習を途中であきらめてしまうこともある。そこで、漢字指導にはさまざまな方法があることを知り、それを指導に活かすことは非常に重要である。また、漢字研究者も、自身の経験から調査票を作成し、自身の担当クラスだけで研究を進めることがある。漢字学習研究全体を俯瞰して見ていくためには、新たな調査票の作成が必要であった。本研究では、その調査票の作成・修正を行い、公表してきており、学術的な意義があるものと考える。
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