研究課題/領域番号 |
18K12433
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京外国語大学 (2020-2022) 立教大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
嶋原 耕一 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (00805187)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 会話分析 / 異文化性 / 国際共修 / 日本語教育 / 国際共修教育 / 成員カテゴリー / 共修 / 社会的行為 |
研究成果の概要 |
日本人学生と留学生のグループディスカッション場面を録音・録画し、カテゴリーと行為連鎖という観点から、会話分析の方法を用いて分析を行った。特に国事情について問う質問から始まる質問応答連鎖に注目し、応答者が様々な資源を用いて第三者の介入を引き込む様子を分析した。そしてそれにより、参与者らが集団の水準で応答を産出するということ、知識の共有を共有していない相手に見せることで異文化性が達成されていることを記述した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教育分野では、接触場面におけるカテゴリー交渉について、いくつかの研究がなされてきた。しかしそれらの研究では、母語話者から学習者へのカテゴリー化が学習者の自由な会話参与を阻むものとして扱われることが多く、カテゴリー化がもたらしうる他の帰結が、十分に注目されることがなかった。本研究では、質問応答連鎖においてどのように特定のカテゴリーがレリバントになるのかに注目し、帰結として異文化性が達成されることを記述した。そのような側面に光を当てたことに、研究の意義があったと考えている。
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