研究課題
若手研究
本研究では,日本語学習者が日本語母語話者の言葉の連想に沿って語彙を学習できることを目指して連想語彙学習システムを開発し,その評価を行った.自動で生成した問題文と回答選択肢に対して日本語教師にレイティングしてもらい,約8割が学習支援の教材として適していることがわかった.また,日本語学習者が本システムを一定期間使用して得られた学習結果を分析したところ,連想の可視化による学習の効果を確認することができた.
海外における日本語学習の需要が高い中,自然言語処理技術が日本語学習の支援ツールや教材メディアとして応用されてきている.しかし,他の主要言語と比べると言語・教育研究の成果に基づいた辞書・コーパスや教材の開発は遅れていると考えられている.今日の日本語学習に関する辞書やコーパス,学習支援システムでは,単語の共起情報を用いたものが多く見られる.本研究では,従来の共起情報ではなく人間が単語について連想した情報(連想情報)を語彙学習に用いている.研究成果の「学習支援の教材」と「学習の効果」に関する評価を通して,学習に連想情報がある程度有効であることを示すことができた.
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 8件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 5件)
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