研究課題/領域番号 |
18K12446
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立教大学 (2022) 東京藝術大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
牛山 さおり 立教大学, 外国語教育研究センター, 教育講師 (40649589)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 会話分析 / 器楽レッスン / ドイツ語 / 外国語教育 / ドイツ語教育 / 特定目的のためのドイツ語 / 弦楽器 |
研究成果の概要 |
ドイツ語で行なわれる器楽レッスンにおいては、部分的に韻律的な歌唱を取り入れる会話、演奏のみで応答する会話など様々な種類の会話が見られる。会話で使用されていた音楽用語、テーマを特徴別に考察し、音楽を専攻する学生にドイツ語教育がどのように貢献できるのかを検討した。 さらにレッスン会話において、教員からの指示の仕方、学生-教員間の質問会話を中心に分析を行った。結果として、学生の表現意図が伝わりきれていないときなどに、教員からの抽象的な質問も多くなされることが明らかになった。なお、収録データの一部はFOLK(研究および教育用の話し言葉コーパス)のデータバンクに、正式に登録された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究で得られた知見は、音楽を専攻する学生を対象とする授業において導入されている。学生にはレッスンにおいて、表現意図を言語化して求められる場面が多いこと、そして曲の背景を把握し、適切な会話を構築するためには、歴史や宗教などという関連領域への興味・関心を広げることの重要性を伝えている。外国語で表現意図を言語化するには、母語でも表現意図を言語化することの大切さに気付く必要性も高い。 本研究の方向性は、ドイツ語圏の大学に音楽留学をしたい学生、および学生を指導する先生方のニーズにも合致している。またFOLKに収録された会話コーパスも、言語教育研究などへの応用が見込まれる。
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