研究課題/領域番号 |
18K12449
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
大熊 富季子 三重大学, 教養教育院, 准教授 (20765515)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 第二言語習得 / 数量詞 / 集合読み・分配読み / 日本語習得 / 部分構造 / 英語母語話者 / 中国語母語話者 / floating quantifier / L2 Japanese / distributive reading / collective reading / partitive construction / 母語転移 / 日本語 / 英語 |
研究成果の概要 |
本研究では、英語を母語とする日本語学習者が、日本語の数量詞の位置と解釈を正しく習得できることを実験を通して明らかにした。この結果は、フランス語の数量詞の位置と解釈を調べた先行研究(Dekydspotter et al.,2001)に続き、第二言語習得の初期には母語転移が見られるものの最終的には第二言語の母語話者同様の文法知識の習得が可能であるとするFull Transfer Full Access仮説(Schwartz and Sprouse 1996)を支持している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の新規性は、これまでの第二言語習得研究ではほとんど調べられていなかった日本語の数量詞の解釈の習得を調べた点にある。また本研究では、学習者に加えて日本語母語話者にも実験を行い、理論言語学で指摘されてきた数量詞の解釈が、言語学者ではない一般の日本語母語話者の知識として存在することも確かめた点で意義がある。
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