研究課題/領域番号 |
18K12450
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岡田 悠佑 大阪大学, 大学院人文学研究科(言語文化学専攻), 准教授 (70551125)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 英語教育 / 学術目的のための英語 / 会話分析 / フィードバック / 学術的社会化 / 相互行為能力 / 教師教育 / EAP / アカデミック・プレゼンテーション / 社会化 / 教室会話 / 授業研究 / 大学教育 / コミュニケーション活動 / 口頭フィードバック |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、学術目的のための英語(English for Academic Purposes: EAP)授業でのコミュニケーション活動に対する教師の口頭フィードバック手法をモデル化することにより、EAP教育の質向上に貢献することである。実際の大学EAP授業の会話分析により、「学生の学術発表に対するどのような教師のフィードバック手法が学生の学術的社会化を促すのか」を分析した。結果、学生の不適切なやり方を再現し、問題元を体験させるという相互行為手続きによって、学術的社会化を促進できると分かった。微視的分析の実例から学ぶことで、教師のEAP授業・教室での相互行為能力が涵養されると結論づけられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校からの「外国語」教科化そして中学・高等学校の学習指導要領の改訂を受け、我が国の多くの大学で「一般的な英語」から「学術目的のための英語 (EAP)」を身につけるための英語授業が現在盛んに行われている。この流れに対して、EAP授業に必要な教師の能力ということは十分に議論されていない。本研究はこの教師の能力を学術発表に代表されるコミュニケーション活動への口頭フィードバックのやり方という具体的な相互行為能力として会話分析という微視的・相互行為的視座を用いて明らかにすることで、我が国の英語教育そして英語教育研究の発展に寄与するものである。
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