研究課題/領域番号 |
18K12452
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
RENOUD LOIC 岡山大学, 社会文化科学学域, 特任准教授 (50807964)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | FFL / Tenses / CBA / Multimodality / Enaction / Material development / Galperin / CBI / Future tenses / Multimodal analysis / French tenses / language intsruction / materials development / classroom experiments / Applied linguistics / French language / Tenses and aspect / Pedagogical material / Verb temporality |
研究成果の概要 |
研究成果は3種類ある。まず言語の時間性の分析と継続的実験の結果、非ネイティブスピーカーがフランス語での行動表現のシステムに滑らかに「入り込む」ことを可能にする直感的で非常に視覚的な教材が作成された。次にアプローチ(どのような学習活動で、どのように教材を使用するべきか )も広範囲に文書化されている。とりわけ学習活動の過程で現れ得る予想外の事例についてもいかにこの教材が対応可能かを示している。最終的に 、本プロジェクトは、言語活動が実現されるまさにその瞬間に、教材の表す概念をリアルタイムで内面化するプロセスについて、いままでにない角度から新しい光を当てるという成果を挙げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
このプロジェクトの理論的枠組は、外国語教育に関するある考え方に基いてる。本教材は、学習活動の場に参加した学習者の観点 に細かく対応しようとしており、この点では、本アプローチは、「one size fits all」という傾向に反することになる。だが、他方、本研究で示した視点は、外国語の学習を多様であると同時に人間の普遍的な行為として検討する。行為から生じる表象としての世界を言語を通して経験することーここでは行為を表すことーは異なる言語話者にとっては異なったものとなる。しかし、まさにこれを意識すること自体により、我々は言語による相互作用が、人類にとって共通の行為であることを認識できるのである。
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