研究課題/領域番号 |
18K12459
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 北海道教育大学 (2019-2022) 共栄大学 (2018) |
研究代表者 |
鈴木 健太郎 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40757134)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 語源学習 / 英語語彙学習 / 意味的透明性 / 注意の志向 / 形態素 / 学習効率 / 意図的語彙学習 / 意味的意味的透明性 / 形態素の既知性 / 英単語学習 / 形態素の意味的透明性 |
研究成果の概要 |
本研究は,形態素を用いた英単語の語源学習の効果と効率を,意味的透明性および学習者形態素の知識の有無の観点から検証した。実験1では,意味的透明性と形態素の知識の役割を検証した結果,透明性の高い語はそうでない語よりもよく再生された一方で,この傾向は形態素の知識がある場合に限定された。実験2では,自己方略学習と比較しての語源学習の効率性 (学習に要する時間) を検証し,語源学習が自己方略学習よりも効率的な条件は,透明性の高い語に対して学習者が形態素情報に着目して学習した場合に限られた。2つの実験を通して,どのような語にどのように語源学習を実行したらよいかに関する知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形態素を活用した語源学習はある程度馴染みあるものと考えられるが,先行研究の多くは学習者の持つ接辞知識を検証したものがほとんどで,それらをどう活用すべきかということはあまり知られておらず,その点において語源学習の効果と効率性を検証した本研究には一定の価値があるといえる。また,学習者要因,語彙要因,注意の志向の影響などの役割を検討したことにより,誰が (形態素の知識はあるか),どのような語に対して (形態素と語の意味は関連しているか),どのように (どのような情報に注意を向けているか) などの複数の観点からどう語源学習を実行すべきかに関する具体的な示唆を得ることができた。
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