研究課題/領域番号 |
18K12470
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
鈴木 祐一 神奈川大学, 国際日本学部, 准教授 (10756563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 第二言語習得 / 文法習得 / スピーキング練習 / プラクティス / 練習間隔 / 個人差 / 認知心理学 / 英語教育 |
研究成果の概要 |
日本のような環境では、英語学習にかけられる時間は限られている。そこで、学習時間を変えずに、繰り返し学習を行うタイミングを操作することで、コミュニケーションを支える文法知識の学習の効率化を図れないか検証した。具体的には、英語スピーキング練習を複数回繰り返し行う際には、なるべく次の学習までの間隔を空けないほうが効果的である可能性が示された。間隔を空けずに集中して行うことで、特定の語彙や文法構造を繰り返し使う練習をすることができ、より素早く流暢に英語を使うための素地を身につけることができることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の意義は、認知心理学における知見を外国語学習に応用し、外国語学習をいかに効果的にできるかを探った点にある。本研究によって、認知心理学で調べられている単純なスキル(例:単語の暗唱)や外国語の語彙習得における最適な学習スケジュールが、必ずしも外国語の文法習得にはそのまま適用できないことが明らかになった。また、個々の学習者の持つ認知適性などの個人差要因を考慮した上で、最適な学習間隔を推定するための基礎的なデータを得ることができた。最終的には、個々の英語教育現場・生徒の状況に合わせた指導法・教材・カリキュラム開発に貢献し、研究成果を日本の学校などの社会的場面へ応用することが期待できる。
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