研究課題/領域番号 |
18K12485
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
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研究機関 | 茨城大学 (2019-2023) 千葉大学 (2018) |
研究代表者 |
新谷 崇 茨城大学, 教育学部, 助教 (30755517)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ファシズム / カトリック教会 / ムッソリーニ / ピウス11世 / ピウス12世 / カトリック / 全体主義 / ファシズム体制 / 教皇ピウス11世 / イタリア / ヴァティカン / ピウス11世 |
研究成果の概要 |
ヴァティカンが2006年に新規公開したピウス11世時代(1922~1939)の文書を用いて、教皇聖座がファシズム勢力に対して取った戦略、交渉を考察し、公的場面での発言や行動の意味、背景を明らかにした。そして、戦間期の国際関係、とりわけファシズム勢力のネットワーク、枢軸陣営が形成されたことにおいて教皇聖座が果たした役割の一端を把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究意義は三つある。一つ目はヴァティカンの新規公開史料の近現代史における利用可能性を明らかにできたこと、二つ目は「協力」「敵対」の二項対立で単純化され語られてきたファシズム勢力との関係をより多面的に捉えられたこと、三つ目は個々の体制や運動の分析に陥りがちなファシズム、枢軸の研究にカトリック教会との関わりから総合的、比較史的に把握する視座を提供できたこと、である。
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