研究課題/領域番号 |
18K12499
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
加藤 圭木 一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (40732368)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 帝国 / 植民地 / 公害 / 開発主義 / 入門書 / 市民 / 歴史実践 / 地域社会 / 歴史認識 / 市民社会 / 植民地主義 / 朝鮮 / 植民地支配 / 歴史教育 / 開発 / 国際交流 |
研究成果の概要 |
現在まで、日本と東アジア諸国とのあいだで近代の戦争・植民地支配をめぐる葛藤が生じている。 しかし、日本社会の人々、特に若い世代にとって日本の帝国経験はどこか遠くリアリティの感じられない出来事としてみなされている。本研究は帝国経験のリアリティを市民に伝えるために、以下の2つの課題にとりくんだ。 (1)帝国日本の歴史を地域社会史・開発主義の視点で検討した。 (2)歴史教育や教材開発の方法を考察し、それを踏まえて日韓歴史問題入門書を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、帝国日本の歴史、特に朝鮮植民地支配の歴史について、地域社会と開発主義の視点に基づき、詳細な検討をおこなった。このことを通じて、植民地の民衆の目線から歴史を考えるとともに、帝国経験が現代日本にどのような影響を残しているのかを考察することができた。 また、入門書や一般書の刊行を通じて、学界や市民社会に研究成果を還元することができた。シンポジウムの開催や教育現場との連携を通じて、帝国経験について学び議論する場を新たに築くことができた。
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