研究課題/領域番号 |
18K12500
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 国士舘大学 (2019-2022) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
久保田 裕次 国士舘大学, 文学部, 准教授 (70747477)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 近代日本 / 経済大国 / 大正 / 第一次世界大戦 / 中国問題 / 中国 / 日本外交 / 横浜正金銀行 / 三井物産 / 新四国借款団 / 満蒙 / 辛亥革命 / 商社 / 対中国国際借款団 / 日本近現代史 / 経済大国化 / 日中関係 / 国民経済 |
研究成果の概要 |
本研究は「経済大国化」という視角から大正期日本の特質を明らかにした。特に、重要視したのは日本と他者との関係、具体的には中国、そして、英米との関係である。 第一次世界大戦は近代日本に多大な影響を与えた。経済、政治、国際関係のすべてにおいて大きな変化があった。経済発展にともない、国際社会での政治的地位は上昇し、さらに、中国との関わりのなかで「大国意識」が定着するようになった。第一次世界大戦は近代日本の「経済大国化」の重要な契機であった。また、大正期はそうした日本が「経済大国」としての模索をしていく過程であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、大正期日本を「経済大国化」という視点から検討し、経済、軍事、国際政治など様々な分野で「経済大国化」が進展したことを明らかにした。大正期の前後の明治期や昭和期を大正期との関わりで捉える見方を提示した。 本研究は大正期を近代日本の「経済大国化」が進んだ時代と捉えているため、第二次世界大戦後の「経済大国化」と比較の視点を示し、日本の「経済大国化」を相対的に捉えることができるようになる。
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