研究課題/領域番号 |
18K12516
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
宮間 純一 中央大学, 文学部, 教授 (10781867)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 大名華族 / 旧藩社会 / 士族 / アーカイブズ / 佐倉藩 / 堀田家 / 岩瀬家 / 秋田藩 / 佐竹家 / 地域社会 / アーカイブズ学 / 文書管理 / 近代地域社会 / 記録 / 記憶 / 地域史 |
研究成果の概要 |
本研究は、近年日本近代史研究の分野で活発化している旧藩社会研究を前進させるために、大名華族家などの下に集積したアーカイブズの分析を行うものである。旧藩社会とは、旧藩主(大名華族)・旧藩士(士族)・旧領民とその子孫による社会的結合のことをいう。廃藩置県によって政治・行政体としての藩は消滅したが、その結び付きは失われず、地域社会の近代化に大きな影響を及ぼしたことが先行研究によって知られている。しかしながら、研究資源となるアーカイブズの分析は行われてこなかった。そこで、本研究では旧佐倉藩主堀田家などに伝来したアーカイブズ資源研究を行い、目録を作成するとともにいくつかの論文などを発表することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、大名華族家などに伝来する史料群の分析を主に行った。旧佐倉藩主堀田家に遺ったアーカイブズを中心に研究を進め、史料群を生み出した組織の機能と文書一点ごとの関係を明らかにした。また、明治期以降の歴史編纂事業の中で近世以来の史料の選別や編集が進められたことが明らかになった。史料群の全体構造が把握できたことにより、地域社会史の中で重要な研究課題となっている旧藩社会の研究が一層深めることができる。また、本研究は事例研究ではあるが多くの大名華族家の文書群に共通する点がみられるので、他の地域に敷衍することも期待される。
|