研究課題/領域番号 |
18K12522
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
豊岡 康史 信州大学, 学術研究院人文科学系, 准教授 (30712559)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 清朝史 / 中国政治史 / 中国経済史 / 経済史 / 政治史 / 嘉慶 / 中国史 |
研究成果の概要 |
清朝滅亡前後、革命派は支配者たる満洲と、被支配者たる漢人の関係は一貫して緊張関係にあったかのように叙述した。しかし、19 世紀後半以来、清朝はむしろ「漢」文化の庇護者として認識されていた。18 世紀、漢人人口の増加にともない、清朝領内の漢人経済の占める割合が急速に拡大し、また開拓地の飽和により暴動が増加したのに対し、清朝が漢人に配慮した政策を取るようになった結果である。本研究は、経済史・政治史的な背景の検討を通じて、19 世紀初頭の清朝の清朝中期の漢地政策の展開を、変動する政治・社会経済構造への対応として再評価したうえで、「漢化」ゆえに硬直化したその政策傾向を指摘する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、清朝は、皇帝を出す満洲族的な要素、あるいは最後の中華帝国としての要素が強調されてきた。しかし、清朝は、その政権維持のために社会経済構造のあり方、世論のあり方にあわせてその立場を少しづつ変えてきた。このことを歴史的に明らかにする作業は、現代中国にいたるまでの歴史的政治構造を解明するとともに、人間社会の政治=合意形成のあり方についての知見を提供するものでもある。
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