研究課題/領域番号 |
18K12529
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
鶴田 綾 中京大学, 国際学部, 准教授 (00732851)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ルワンダ / 難民 / 1960年代 / アフリカ / 脱植民地化 / 国際政治 / 国際政治史 / アフリカ研究 / 国際関係 |
研究実績の概要 |
2022年度の研究実績報告書では、2023年度の研究計画として、研究ノートの出版と史料調査の実施を挙げた。それをふまえた2023年度の研究実績は以下の通りである。なお、2022年度の研究実績報告書に記載したThe International Society for Regional Historyでの報告はアクセプトされなかった。
(1)研究ノートの執筆:2023年度も引き続き、先行研究のレビューに取り組んだ。その中で、研究ノートとしてではなく、レビュー論文として出版できる可能性が見えてきたため、第1稿にさらに先行研究を追加して加筆・修正を行った。その中で、本研究の独自性や主張が明確になってきている。研究開始時は、ルワンダ難民の滞在国の違いが明確ではなかったが、レビュー執筆を通じて、コンゴに注目するという点が独創性につながるのではないかと思えるようになった。 (2)史料調査:家庭の事情で海外渡航が困難であったため、イギリスの公文書館の遠隔サービスを利用した。ルワンダ難民の中でも、(1)で述べたように、コンゴにおけるルワンダ難民の存在がこれまで先行研究であまり明らかにされてこなかったため、コンゴにおけるルワンダ難民に関する史料を取り寄せ、分析を行った。 (3)日本アフリカ学会での報告:2024年5月の日本アフリカ学会での報告に申請した。(1)と(2)をふまえ、1960年代のルワンダ難民を研究する重要性と、特にコンゴにおけるルワンダ難民に焦点をあてる必要性を指摘する内容である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
全体的には、2度の研究の中断及びCOVID-19の流行により、予定していた海外調査などの実施の目途がつかず、次年度へ繰り越されてきたためである。
2023年度に限って言えば、先行研究のレビューに時間がかかったためである。納得して投稿できる内容にまだなっていないため、2023年度中に投稿できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
(1)先行研究のレビュー論文を投稿する。今年度で補助期間が終了してしまうため、成果として投稿・出版しなければならない。 (2)追加の史料収集として、イギリス公文書館の史料をさらに遠隔利用する。また、他の公文書館についても、引き続き利用を検討する。 (3)研究報告の申請を行う。日本語・英語で研究報告できる機会を確保する。例えば、韓国のアフリカ学会は、日本アフリカ学会と協定関係にあるため、英語で報告をすることが可能である。実施自体は2025年度になってしまうが、2024年度中に情報を集め、申請する。また、引き続き日本アフリカ学会や他の所属学会での報告を計画する。 (4)(3)に基づき、論文を執筆する。優先順位としては(1)が先であるが、草稿を準備する。
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