研究課題/領域番号 |
18K12533
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 武蔵大学 (2019-2023) 東京外国語大学 (2018) |
研究代表者 |
小森 真樹 武蔵大学, 人文学部, 准教授 (70808873)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ミュージアム / 博物館 / 美術館 / パブリックヒストリー / 文化戦争 / 植民地主義 / アメリカ / 社会運動 / ミュージアム(美術館・博物館) / 文化史 / 医学史 / パブリック・ヒストリー / 医学芸術 / デジタル・ミュージアム / 制度論 / フィラデルフィア / ロンドン / 医療芸術/医学芸術/アルスメディカ / ミュージアム研究 / 近代主義 / 医療芸術 / オーラルヒストリー |
研究成果の概要 |
本研究は、ミュージアムに見られる近代主義思想の現代のありようについて、フィールドワークを用いてより実態的に把握するものである。米国初の医学博物館を対象に、ミュージアムを通していかに科学・文化という概念が芸術へと変化するのか、また、同意なしの人体展示といった倫理的課題がいかなるメカニズムで生じるのかについて明らかにした。コロナ禍を経て現地調査に拠る当初の計画を変更したが、結果的にはミュージアムのデジタル化や社会運動論、パブリックヒストリーの成果を広く取り入れることによって、発展的に研究方針を修正することができた。成果は8本の学術論文、3本の分担執筆書、1冊の単著、12回の報告等で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミュージアム研究という分野横断的な特性を生かし、歴史学における思想史・文化史、文化人類学における博物館人類学や文化表象論、社会学における社会運動論や情報社会論、ポストコロニアリズム理論や文化財科学等の成果を複合して実現した。 また、社会還元を重視し実践的に研究するパブリックヒストリーの研究・教育実践として位置づけ、成果を一般誌やウェブメディアでも発表した。さらに、自らオンラインジャーナルや展覧会を企画することで学術成果を普及する方法論についても実践的に探究した。
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