研究課題/領域番号 |
18K12541
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
角田 奈歩 東洋大学, 経営学部, 准教授 (10623209)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モード / ファッション産業 / パリ / 18世紀 / 19世紀 / 都市史 / 商業史 / レース / ファッション / 奢侈 / 半奢侈 / レース業 |
研究成果の概要 |
17~19世紀フランスにおいて,特権層のみがアクセス可能な奢侈と中~下層がアクセス可能な半奢侈とが拮抗しつつ「モード」を形成し,それらを供給する産業が成立した中で,前者の重要性が19世紀以降も維持された点がフランスの特徴であることを明らかにした。そこにはイメージ形成と,イメージを付加価値とする戦略も見て取れる。 さらに,レース業研究を進めることにより,布を巡る産業全般について新たな視点,すなわち,需給双方の要請を叶えるための「デザイン」の重要性を示した。 期間中は新型コロナ等により予定が大きく狂ったが,オンライン含む2回の研究会,国内外での調査を行い,主な成果は公表準備中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
17~19世紀フランスにおいて,特権層のみがアクセス可能な奢侈と中~下層がアクセス可能な半奢侈とが拮抗しつつ「モード」を形成し,それらを供給する産業が成立した中で,前者の重要性が19世紀以降も保たれた点がフランスの特徴であることを明らかにした。そこにはイメージ形成と,イメージを付加価値とする戦略も見て取れる。さらに,レース業研究を通じて,布を巡る産業全般について新たな視点,すなわち,需給双方の要請を両立する「デザイン」という視点をを示した。期間中は新型コロナ等により予定が大きく狂ったが,オンライン含む2回の研究会,国内外での調査等を行い,主な成果は公表準備中である。
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