研究課題/領域番号 |
18K12548
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03050:考古学関連
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岡田 真弓 北海道大学, アイヌ共生推進本部, 准教授 (80635003)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 先住民族 / アメリカ / NAGPRA / 遺骨 / 副葬品等 / 発掘 / 返還 / 副葬品 / パブリック考古学 / 発掘・発見 / 遺骨・副葬品 / 管理 / アメリカ合衆国 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、アメリカ合衆国有地および部族保有地から出土した先住民族の遺骨・副葬品等の保護および返還に係る法制度(NAGPRA)とその運用手続を理解し、日本でも整備が急がれているアイヌ民族の精神文化に配慮した埋蔵文化財の管理体制構築の示唆を得ることである。主な成果としては、①NAGPRAに基づく出土した先住民族の遺骨・副葬品の返還手続の特徴と課題、②アメリカ本土先住民とハワイ先住民の法的立場の差異による運用手続の相違、③関係者(国有地または部族保有地管理者、発掘請負会社、関係する部族等)の協議に基づく遺骨・副葬品等の保護・返還のあり方、について考察を深めることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの関連する研究はおもに大学や博物館が保管していた先住民族のご遺骨・副葬品等の返還についてであり、また日本で策定されたアイヌ民族のご遺骨等の返還ガイドラインも大学や博物館に保管されたものを対象としている。この点において、出土したアメリカ先住民族のご遺骨・副葬品等の保護や返還にかかる手続と運用について体系的に考察した本研究は、当該テーマの研究において新規性を有するとともに、日本でも整備が急がれる今後出土するアイヌ民族のご遺骨・副葬品の保護および返還のあり方の検討に寄与することが期待される。
|